愛知県名古屋市瑞穂区大殿町4-10

矯正治療の豆知識 COLUMN

何歳まで矯正はできる?



何歳まで矯正はできる?

マウスピース矯正の登場により、大人の方にも矯正治療が広がってきました。

矯正治療は何歳まで受けられるのでしょうか。

大人の矯正の特徴と合わせて解説します。


■何歳からでも受けられる


◎健康状態が良好なこと

結論からいえば、矯正治療は何歳からでも受けられます。

極端にいえば健康状態が良好であれば、80歳以上でも矯正治療を受けられます。


◎支えている骨がしっかりしていること

矯正治療において大切なのは年齢よりも「歯を支えている骨がしっかりしていること」です。

歯を支えている歯槽骨という骨は、吸収と増生を繰り返しています。

矯正治療とは、歯に力をかけることで、この吸収と増生を意図的に起こし、希望の歯並びへ導く治療です。

そのため、歯を支えている歯槽骨がしっかりしていて、吸収と増生がバランスよく起これば、矯正治療を行うことができます。


■矯正が「子供のもの」と言われていた理由


◎ワイヤー矯正装置が目立ちすぎた

しかし、近年までは「矯正は子供のもの」といわれてきました。

それには大きく3つの理由があります。

ワイヤー矯正の装置が目立ち過ぎるため、子供の頃に矯正を終わらせなければならないと考えられがちだったことが理由の1つです。

人と接する職業を希望している方などは、大人になってからワイヤー矯正を受けたくないと考え、大人に矯正が広がりませんでした。

しかし、現在はマウスピース矯正の登場により、そのようなデメリットも解消されています。


◎歯周病との関係

また、30代以降は歯周病が増えます。

そのため、歯槽骨の吸収が起こりがちになり、健全な増生が行われにくくなることも、理由の1つです。

もし大人の方が矯正治療を受けたい場合は、歯周病の治療が完了し、歯槽骨の状態が健康になってからとなります。


◎顎の骨の矯正は子供しかできない

また、3つ目の理由として、顎の骨の成長を利用した矯正は子供の頃しかできず、大人は外科処置の適応となることも挙げられます。

しかし、歯の移動を目的とした矯正は、健全な口腔内であれば大人でも可能です。


■欠損歯がある方


◎インプラントと併用して行うことができる

年齢が進むと、欠損歯の数も増えてくる傾向にあります。

欠損歯のある口腔内は、矯正治療後にインプラントを入れるなど、インプラントと併用することで矯正を行うこともできます。

また、元々入っているインプラントを力のかかる点として使い、歯を動かすという方法もあります。


◎多数歯にインプラントが入っていると難しいことがある

しかし、インプラントは矯正治療で動かすことができないため、多数歯に渡ってインプラントが入っている場合は、矯正治療は難しいと覚えておくと良いでしょう。

天然の歯は、歯槽骨と歯根の間に歯根膜という膜があります。

これに力がかかることにより、歯槽骨は吸収や増生を行うことができます。

しかし、インプラントは直接歯槽骨と結合しているため、歯根膜がありません。

それにより、インプラントはその場所から動かすことができません。

1〜2本であればそこを基準として歯を動かすことも可能になりますが、多数歯だと難しくなってしまうことがあります。


【高齢の方でも歯科矯正が可能】


◎年齢にかかわらず、矯正は可能です

矯正はいくつになっても可能です。

しかし、そのためには健全な歯槽骨と歯の状態である必要があります。

矯正治療を受けるには年齢が……と思っていらっしゃる方は、ぜひ歯科医院に相談してみてはいかがでしょうか。

マウスピース矯正の普及により、お仕事中でも気づかれずに矯正治療を行うことができます。


◎お子さまの矯正も承っています

また、当院ではお子さまのマウスピース矯正も行っています。

インビザラインファーストは6歳臼歯と前歯が2/3萌出している状態なら、マウスピース矯正を行うことができます。

一般的には7~9歳頃のお子さまが対象の矯正治療です。


名古屋市瑞穂区のしらい歯科・矯正歯科クリニックでは、子供から大人まで幅広い年齢層の矯正治療に対応しています。

矯正治療を希望されている方は、まずは無料相談にお越しください。

 


しらい歯科・矯正歯科クリニック
歯科医師
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