歯並びは、見た目や健康に大きな影響を与える重要な要素です。しかし、歯並びが悪くなる原因は、生まれつきのものだけではありません。日常生活の中にも、歯並びを悪化させる悪習慣が潜んでいることがあります。
歯並びは、子どもの頃に決まると思っていませんか?実は、大人になってからも歯並びは変わる可能性があります。今回は、大人になっても気にするべき悪習慣について紹介します。
■食いしばりや歯ぎしり
食いしばりや歯ぎしりは、ストレスや緊張などで無意識に行ってしまうことが多いですが、歯にとってはとても負担が大きいのです。食いしばりや歯ぎしりで加わる力は、通常の噛む力の何倍もあると言われています。その結果、歯がすり減ったり、歯根が短くなったり、歯がぐらついたりすることがあります。
歯が動いたり、形が変わったりすると、歯並びや噛み合わせにも影響が出ます。
食いしばりや歯ぎしりの癖がある場合は、マウスピースなどを作って対策することができます。また、ストレスの原因を見つけて解消することも大切です。
■口呼吸
口呼吸をすると、口が開いた状態が続きます。すると、外側から(唇の筋肉により)歯にかかる圧力が減り、内側から(舌の筋肉により)歯にかかる圧力が増えます。本来は外側と内側の圧力が均等にかかることにより安定していますが、口呼吸によりこのバランスが崩れると、歯が外側に動いてしまいます。特に、前歯が外側に出てしまうことで、出っ歯や受け口になる可能性があります。
口呼吸の癖がある場合は、歯科医院や耳鼻科に相談して、原因を見つけて治療することが大切です。また、意識的に鼻呼吸をするように心がけることも効果的です。
■頬杖や猫背
頬杖は、下顎を無理やり動かすことで、顎関節や筋肉に負担をかけます。その結果、噛む位置が不安定になり歯並びや噛み合わせが崩れる可能性があります。
猫背は、背筋が曲がってしまうことで、下顎が前に出てしまいます。すると上下の歯が正しく噛み合わなくなり、歯並びや噛み合わせに悪影響を与え、顎関節症や頭痛、肩こりなどの原因にもなることがあります。
頬杖や猫背の癖がある場合は、意識的に正しい姿勢を保つように心がけましょう。
■よく噛まない
食事をよく噛まないと歯や顎に適度な刺激を与えられず、歯並びや噛み合わせに悪影響を与えることがあります。歯や顎は、噛むことで刺激を受けて強くなります。歯ごたえのあるものを噛むことで、顎の骨や筋肉が発達し、歯並びや噛み合わせが安定します。
よく噛まない習慣がある場合は、バランスの良い食事を心がけましょう。また、食事の際には、一口30回以上噛むことや、飲み物で流し込まないことなどを意識しましょう。
【大人になっても悪習慣は改善させましょう】
歯並びは、生まれつきのものだけではなく日常生活の中にも影響を与える要素がたくさんあります。大人になってからも歯並びを保つためには、悪習慣に気を付けることが必要です。しらい歯科・矯正歯科クリニックではマウスピース矯正インビザラインで歯並びの治療を行っております。悪習癖がある方においては、そちらも同時に改善できるよう、アドバイスも行っております。歯並びが気になっている方は名古屋市瑞穂区の当院へご相談ください。