インビザラインは効果的な歯列矯正方法ですが、毎日忘れずに着用する必要があります。しかし、つけ忘れが起こることもあります。今回は、インビザラインをつけ忘れた場合の影響と対処法について詳しく解説します。
目次
■歯列矯正に対する影響
◎矯正治療効果の減少
インビザラインは連続的に使用することで歯列を移動させていきます。1日つけ忘れることによって矯正力が加わらず、治療効果が得られない可能性があります。歯の移動は継続性が重要であり、常に着用する必要があります。
◎矯正期間の延長
インビザラインの矯正期間は個人の状態や治療計画によって異なりますが、つけ忘れが増えると矯正期間が延びてしまう可能性が高くなります。 歯の移動が進まなかったり、後戻りしてしまったりするため、本来の矯正計画どおりに歯の移動が進まず、インビザラインを作り直す必要が出てくる場合もあります。
◎不快感や痛みの増加
インビザラインの装着は歯に軽い圧力をかけるため、最初の数日間は違和感や痛みを伴うことがあります。1日つけ忘れると、不快感や痛みが再び増加する可能性があります。
■対処法
◎1日程度のつけ忘れ
まずはすぐにインビザラインを装着しましょう。1日程度の場合は大きく影響を及ぼすことはありませんが、少し歯並びが戻ってくることはあります。次のインビザラインに変えた際にハマらない場合は、装着できる1つ前のインビザラインを装着して早めに来院してください。
◎数日程度のつけ忘れ
数日間インビザラインをつけ忘れた場合、まず歯科医師に相談しましょう。一個前のインビザラインに戻してもらう場合もありますし、矯正の治療計画を変更する必要があるかもしれません。
◎1週間のつけ忘れ
一週間付け忘れた場合、必ず歯科医師に相談しましょう。一週間付け忘れると矯正の治療計画を変更しなくてはいけない可能性が高くなります。自己判断で装着せずに早めに受診して相談しましょう。
■インビザラインの付け忘れを防ぐ工夫
◎日常の習慣として取り入れる
「歯磨きを終えた後は必ずインビザラインを装着する」といったルーチンを作り、日常の一部として定着させましょう。
◎リマインダーを設定する
スマホのリマインダーやアラーム機能を使って、インビザラインの装着時間を事前に設定し、忘れずに着けるようにしましょう。
◎装着を忘れがちなシチュエーションを記録する
装着を忘れやすい状況をメモし、それらの場面に遭遇した時に意識的に装着を思い出せるようにしましょう。自分自身のパターンを把握することが、忘れ防止につながります。
■インビザラインを忘れがちな状況
◎食後や歯磨きの後
インビザラインは食事や歯磨きの際に外す必要があるため、この時間が最も装着忘れが発生しやすいです。食事や歯のケアの後は、再装着を心がけましょう。
◎装着時の違和感や苦痛がある場合
最初のうちはインビザラインによる違和感や苦痛を感じるかもしれませんが、これは時間が経つにつれて減少します。初期段階での違和感には耐え、続けて装着を心がけましょう。
◎社交的な場面で
お食事会や飲み会では、事前にインビザラインを外すことが一般的です。イベント終了後、忘れずにインビザラインを装着することが重要です。
【インビザラインは習慣化して付け忘れないように!】
しらい歯科・矯正歯科クリニックではマウスピース矯正インビザラインで歯並びの治療を行っております。付け忘れしないかなとご不安な方も、お気軽にご相談ください。