お子さまの歯並びについて、「矯正治療をいつ始めれば良いのか?」と悩む親御さんは多いのではないでしょうか。早すぎると効果が得られないのではないか、逆に遅れると治療が難しくなるのではないかと、不安に感じることもあるでしょう。
しかし、適切なタイミングで矯正治療を始めることで、歯並びの改善だけでなく、顎の発育や口腔機能の向上にもつながり、将来の健康を支える重要な基盤となります。
今回は、お子さまの矯正治療を始める時期やそのメリットについて解説します。
■小児矯正の開始時期
当院では、子どもの矯正治療について反対咬合(受け口)は4〜6歳で一度見させていただき、他の歯並びなどは前歯の4本が生えてきたころを目安に開始と患者様にお話しさせていただいております。
矯正治療は大きく分けて2段階に分かれ、さらに詳しく解説していくと、以下のように分けることができます。
Ⅰ期治療
乳歯が残っている時期から永久歯が生え揃う前に行われます(混合歯列期)。当院ではⅠ期治療は上の前歯4本が生えたタイミングをおすすめしております。この段階では、顎の成長を利用して歯並びや噛み合わせを改善します。
Ⅱ期治療
永久歯が生え揃った後(永久歯列期)に行われ、大人の矯正と同じように歯そのものの位置を調整する治療が中心となります。
■小児矯正を始める際の注意点
治療を始めるタイミングが遅れると、将来健康な歯の抜歯をしてスペースを確保したり、効果が十分に得られない場合があります。
また、むし歯などがある場合、それらの治療を優先して行う必要があります。さらに、マウスピース型矯正装置の場合は装着時間が短いと治療効果が減少するため、1日22時間以上装置を適切に使用する必要があります。
お子さまのモチベーションで矯正が思うように進まず、治療期間が延びてしまうこともあります。親御さんは、お子さまへの声かけを行うなど、モチベーションの維持も大切になってきます。
■矯正治療を早めに始めるメリット
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顎の成長を利用するため、健康な歯を抜かずに矯正ができることが多い。
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噛み合わせの改善により、食事や発音がスムーズになる。
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口腔内の健康を保つ基盤を作ることで、将来的な歯のトラブルを予防できる。
【お子さまの歯並びでお悩みの方もご相談ください】
親御さんの中には、子どもの歯並びについて、「うちの子の歯並び、大丈夫かな?」「目立つ矯正はいやって言うかも…」など、ご不安な点を感じている方も多いと思います。
小児矯正の成功には、お子さまの協力がとても重要なポイントです。
当院では、透明なマウスピースを使用したインビザライン・ファーストに対応しています。お子さま一人ひとりの成長に合わせたオーダーメイドのマウスピースを使用する矯正治療で、目立ちにくい矯正方法として人気のある治療方法です。
また、お子さまの歯の矯正は、それぞれに適した開始のタイミングがありますので、歯並びや噛み合わせが気になる場合は、早めに歯科医師に相談し、適切な時期に治療を開始することが大切です。
お子さまの矯正治療も瑞穂区のしらい歯科・矯正歯科クリニックへお気軽にご相談ください。