今回はインビザラインについて、その特徴や歴史についてご紹介したいと思います。
インビザラインとは、歯並びを改善するために、透明なプラスチック製のマウスピースを歯に装着する矯正方法です。従来のワイヤー矯正とは異なり、目立ちにくく、自分で取り外しができるというメリットがあります。また、3D治療計画ソフトを用いて、治療前から治療後までの歯並びの変化をシミュレーションできるという特徴もあります。
■インビザラインの歴史
インビザラインは、1997年にアメリカのアライン・テクノロジー社によって開発されました。その発想の元となったのは、同社の創業者の一人であるZia Chishtiという人物です。彼は、自身がワイヤー矯正を受けた経験から、矯正装置が目立つことや不快感があることに不満を持っていました。そして、治療が終わった後にもらった透明なマウスピースのリテーナーに着目し、これを使って歯を動かせないかと考えました。
彼は、スタンフォード大学のMBA学生だったKelsey Wirthと共に、コンピューターで歯並びを分析し、カスタムメイドのマウスピースを作るというビジネスを立ち上げました。彼らは、矯正歯科の専門家やプラスチックやメカニクスの専門家と協力して、インビザラインシステムを開発しました。そして、1999年にアメリカで治療を開始し、その後世界各国に展開していきました。日本では、2006年に本格的に販売が開始されました。
インビザラインは、その後も技術的な進歩を続けており、現在では、さまざまな症例に対応できるようになっています。また、治療実績も2023年3月時点で世界1,500万人と、マウスピース矯正の中でも圧倒的な症例数を誇っています。インビザラインは、マウスピース矯正のパイオニアとして、世界中で多くの患者さんの歯並びを改善してきたのです。
■インビザラインにしかない他のマウスピースとの違い
◎型取りの回数が少ない
インビザラインは、歯の型取りを治療前に1回行い、3Dシミュレーションで治療計画を立てます。その後は個人差がありますが、治療計画に変更が生じるようなことがなければその時のみで型取りの必要はありません。その他のマウスピースは、歯の型取りを治療中に何度も行うものも多くあります。
◎全顎治療が可能
インビザラインは、抜歯を伴う全顎的治療や、アタッチメントなどの補助装置を利用した複雑な矯正も可能です。その他のマウスピースは、抜歯をせずに前歯を中心とした矯正に限定される場合が多く治療できる範囲が狭いです。
【インビザラインで矯正治療はじめませんか】
インビザラインは、その他のマウスピースと比べて優れた特徴を持っており、マウスピース矯正の中でも歴史や実績、技術力に優れたおすすめできるマウスピース矯正ブランドです。
しらい歯科・矯正歯科クリニックではマウスピース矯正インビザラインでの治療を行っております。名古屋市瑞穂区で歯並びにお悩みの方はぜひ当院へご相談ください。