愛知県名古屋市瑞穂区大殿町4-10

矯正治療の豆知識 COLUMN

何を調べる?矯正治療で重要な精密検査


矯正治療を始める前には、必ず精密検査を受ける必要があります。精密検査とは、歯並びや噛み合わせの状態を詳しく調べるための検査です。精密検査の結果に基づいて、最適な治療計画を立てることができます。では、精密検査ではどのようなことをするのでしょうか?今回は精密検査の内容と目的について解説します。


■精密検査の内容


精密検査では、以下の4つの項目を行います。

・口腔内写真

・顔貌写真

・レントゲン写真

・歯の型取り


◎口腔内写真

口腔内写真では、歯並びや歯の形、歯肉の状態などを撮影します。口を開けた状態で上の歯、下の歯の状態、正面と左右側面の5枚が基本ですが、気になる部分は追加で撮影します。口腔内写真は、歯の動きや治療の経過を記録するためにも定期的に撮影します。


◎顔貌写真

顔貌写真では、顔の形や口元の状態などを撮影します。正面と左右側面の3枚が基本ですが、笑顔や自然に開けた口の状態なども撮影します。顔貌写真は、顔全体と歯のバランスを評価するためにも重要です。


◎レントゲン写真

レントゲン写真では、肉眼では見えない歯や骨格の状態を撮影します。主に2種類のレントゲン写真を撮ります。


・パノラマ写真

全体的な歯の状態、歯の土台となっている骨の状態、むし歯や歯周病があるかなどを確認します。


・セファロレントゲン写真

横向きのレントゲンで上下顎骨の位置や歯の傾き方、顎関節に異常がないか、口元のようすなどを確認します。


レントゲン写真は、歯並びや噛み合わせの原因や治療方針を決めるために必要です。特にセファロレントゲン写真は、顔のバランスや印象に影響する歯や顎の位置関係を分析するために重要です。


◎歯の型取り

歯の型取りでは、上下の歯並びの歯型をとります。歯の型取りは、現在の噛み合わせの状態や歯の大きさを確認することができます。また、今後どのように歯を動かしていくのかをシミュレーションする際にも歯型が重要になります。当院の型取りはiTeroという口腔内スキャナーを導入しております。そのため、従来の型取りのように口の中にねんどのような印象材を入れるようなことはありません。数分でスムーズにお口の中をスキャンして患者様にも現在の状態をすぐに確認していただけます。


■精密検査の目的


精密検査の目的は、患者さん一人ひとりにあった最適な治療計画を立てるためです。精密検査で得られた情報をもとに、


・歯並びや噛み合わせの原因は何なのか

・どのような矯正装置を使うのか

・どのくらいの期間で治療を行うのか

・どのくらいの費用がかかるのか

等を検討します。


精密検査と診断によって、治療の7〜8割が決まると言われています。治療計画は患者さんの希望に合わせつつ、原因などを踏まえて最終的に歯科医師と共に決定します。


■精密検査の時間


精密検査にかかる時間は、約1時間です。精密検査の後、診断までは1か月ほどかかります。診断の際に、治療計画や治療方針の説明を受けて治療計画に納得していただいた後、治療を開始することができます。


【精密検査もスムーズな当院へご相談ください】


矯正治療の精密検査は、歯並びや噛み合わせの状態を詳しく調べるための検査です。しらい歯科・矯正歯科クリニックではマウスピース矯正インビザラインでの治療を行っております。精密検査の際は口腔内スキャナーiTeroを使用しますので従来の型取りに不安がある方も名古屋市瑞穂区の当院へご相談ください。


しらい歯科・矯正歯科クリニック
歯科医師
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