インビザラインは歯並びを整えるだけでなく、横顔の印象にも影響を与えることがあります。今回はインビザラインで横顔は変わるのか、また、横顔を整えるための治療のポイントについて解説します。
目次
■横顔の美しさの基準はEライン
横顔の美しさの基準として、Eラインというものがあります。Eラインとは、鼻の先端から顎の先端を線で結んだもので、唇がこの線よりもやや内側にあると理想的な横顔とされています。Eラインのバランスが悪くなる原因として、出っ歯や受け口などの歯並びの問題があります。出っ歯や受け口は、Eラインよりも前に突き出てしまい、口元がボコッと見えてしまうことがあります。
■インビザラインで横顔は整うのか?
インビザラインで横顔を整えることは可能ですが、症例によっては難しい場合もあります。インビザラインで横顔を整えることができるのは、歯並びが原因でEラインのバランスが悪くなっている場合です。矯正することで歯の位置が変わり、突き出ていた唇も引っ込み、調和のとれた美しいEラインを目指すことができます。
■インビザラインで横顔を整えるための治療のポイント
◎抜歯の有無
重度の出っ歯や受け口の場合は、抜歯が必要になることがあります。抜歯をすることで、歯の移動に必要なスペースを確保し、Eラインに沿った位置に歯を並べることができます。
◎マウスピースの装着時間
インビザラインは取り外しができるので、装着時間が治療の効果に大きく影響します。インビザラインの公式サイトでは、1日に22時間以上の装着を推奨しています。装着時間が短いと、歯の移動が遅くなり、治療期間が長くなるだけでなくEラインの変化にも影響します。
◎マウスピースの交換
インビザラインは、1~2週間ごとに新しいマウスピースに交換することで、歯を少しずつ動かしていきます。交換サイクルを守ることで、計画通りに歯の移動が進み、Eラインの変化も期待できます。交換サイクルを守らないと、歯の移動が停滞したり、マウスピースが合わなくなったりするリスクがありEラインを整えることを目的とした治療計画も立て直す必要がでます。
■インビザラインで横顔を整えることが難しい場合
インビザラインで横顔を整えることが難しいのは、骨格が原因でEラインのバランスが悪くなっている場合です。鼻が低い、顎が長い、顎が小さいなど、骨格の形や大きさによっては、インビザラインだけでは横顔は整えられない可能性が高いです。骨格が原因の場合は、外科矯正、または美容整形などが必要になることがあります。
■インビザライン治療後の横顔の変化
◎口元のコンプレックスが解消される
インビザラインの治療が終わると、歯並びが綺麗に整います。歯並びが悪いことが原因で口元にコンプレックスがあった場合、歯を気にして笑顔がぎこちなかったり、口元を隠したりなど消極的な行動をしてしまいがちです。しかし、歯並びが整って口元のコンプレックスが解消されることによって、人前でも気にせずに笑顔を見せられるようになります。その結果、頬が持ち上がり明るい表情になれるでしょう。
◎写真写りがよくなる
フェイスラインやEラインが整うことで、横顔の写真写りがよくなる可能性もあります。とくに出っ歯や受け口は、横顔に変化が現れやすく、不意に横から写真を撮られても美しい映りになる可能性が高いです。
【インビザラインについてはご相談ください】
インビザラインで横顔を整えることは可能ですが、人によっては難しい場合もあります。インビザラインで矯正を始める前に、横顔の変化について歯科医師に確認し、自分の目標とする横顔を伝えることが大切です。しらい歯科・矯正歯科クリニックではマウスピース矯正インビザラインでの治療を行っております。横顔も含めて歯並びが気になっている方は名古屋市瑞穂区の当院へご相談ください。