愛知県名古屋市瑞穂区大殿町4-10

矯正治療の豆知識 COLUMN

矯正治療は歯並びだけじゃない? 歯並び以外のメリットについて解説


矯正治療は、歯並びを整えることで、機能面や審美面などの効果が得られるだけでなく、発音や滑舌の改善も期待できます。歯並びの乱れは、舌や唇の動きを制限し、特定の音の発音を困難にすることがあります。


今回は、歯並びと発音の関係、滑舌が悪くなりやすい歯並びの種類、矯正治療による改善効果、そして矯正装置が発音に与える影響について詳しく解説します。


■矯正治療と発音の関係


歯並びは、発音時の舌や唇の位置に大きく影響します。歯並びが悪いと、特定の音を発音する際に舌や唇が適切な位置に配置されず、発音が不明瞭になったり、滑舌が悪くなったりすることがあります。


■滑舌が悪くなりやすい歯並びの種類


◎上顎前突(出っ歯)

上の前歯が前方に突出している状態で、舌の動きが制限され、「サ行」や「タ行」の発音が困難になることがあります。


◎下顎前突(受け口)

下の前歯が上の前歯よりも前に出ている状態で、噛み合わせが悪くなり、「タ行」や「ナ行」の発音が難しくなることがあります。


◎すきっ歯(歯間空隙)

歯と歯の間に隙間があるため、空気が漏れやすく、「サ行」や「シ」などの発音が不明瞭になることが多いです。


◎叢生(乱ぐい歯)

歯がガタガタに並んでいる状態で、舌や唇の動きが制限され、「サ行」や「タ行」の発音に影響を及ぼすことがあります。


■矯正治療による発音・滑舌の改善


◎舌や唇の動きの改善

歯並びが整うことで、舌や唇が正しい位置に配置されやすくなり、発音が明瞭になります。


◎空気の漏れの防止

歯と歯の隙間がなくなることで、発音時の空気の漏れが減少し、特定の音が発音しやすくなります。


◎声のこもりの解消

歯並びが整うことで、舌の動きがスムーズになり、声がこもりにくくなります。

これらの改善により、コミュニケーションが円滑になり、自信を持って話すことができるようになります。


■矯正装置が発音に与える影響


矯正装置の種類によっては、装着初期に発音や滑舌に影響を感じることがあります。例えば、舌側矯正(裏側矯正)では、装置が舌に触れるため、慣れるまで「サ行」や「タ行」の発音がしにくいと感じることがあります。しかし、多くの場合、数週間から数ヶ月で慣れ、発音も元に戻ります。


一方、ワイヤー矯正やマウスピース矯正では、舌への影響が少ないため、発音への影響も比較的軽微です。装置の選択にあたっては、歯科医師と相談し、ご自身の生活スタイルやニーズに合ったものを選ぶことが重要です。


【インビザラインで目立たず矯正】


矯正治療は、見た目の改善だけでなく、発音や滑舌の向上も期待できます。歯並びの乱れや滑舌の悪さなどに悩みを抱えている方は、矯正治療を検討することで、コミュニケーションの質を高め、自信を持って話すことができるようになるでしょう。


治療中に一時的な発音の変化を感じることがあるかもしれませんが、時間とともに適応し、最終的には発音の改善が期待できます。瑞穂区のしらい歯科・矯正歯科クリニックではインビザラインによる治療を行っております。お気軽にご相談ください。


しらい歯科・矯正歯科クリニック
歯科医師
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