こんにちは、名古屋市瑞穂区にあるしらい歯科クリニックの白井博です🐻❄️✨
自分でも気付かないうちに、習慣化している舌の位置や癖。
もしかすると、歯並びが悪くなる原因になっているかもしれません⚠️
今回は、舌の正しい位置や誤った場所に舌の位置があると起こりうる歯並びへの影響、簡単にできる舌癖の改善トレーニング法をご紹介していきます。
目次
1)正しい舌の位置ってどこ?
2)舌の位置が悪いとどんなことが起こる?
3)歯列矯正の「後戻り」の原因となる
4)舌の位置を治すトレーニング
5)まとめ
1)正しい舌の位置ってどこ?
舌の先端は上の前歯のやや後ろのなみなみしているひだのような部分に触れていて、舌全体が上顎に付いた状態が正しい位置です。こちらの部分はスポットポジションとも呼ばれています。
舌が歯に当たっていたり、どこにも当たっていない状態は正しい位置ではありません。
スポットポジションに舌を少しの時間意識して当ててみて、違和感がある、舌が疲れてしまう方は、もしかすると舌の筋力が不十分で、普段から舌が下がっている状態「低位舌」かもしれません💦
2)舌の位置が悪いとどんなことが起こる?
舌の位置が悪いと、見た目だけでなく、健康上の問題にもつながってきます。
・ 歯並びに影響する
・ 舌の筋肉が低下する
・ 顔のたるみの原因になる
・ 口呼吸
・ 発音や滑舌が悪くなる
・いびきをかく
・風邪をひきやすい など
3)歯列矯正の「後戻り」の原因となる
舌が誤った位置のままだと、矯正後歯並びを整っていても、後戻りすることがあります⚠️ また、矯正中も歯が動くスピードが遅くなる可能性もあります。 そのため、矯正治療を受ける時は、歯や骨の状態だけでなく、舌の位置も考慮することが大切です。
4)舌の位置を治すトレーニング
①ポッピングトレーニング
ホッピングトレーニング舌全体を上顎へ持ち上げて舌を鍛えるトレーニングです🏋️
口を大きく開けて舌全体を上顎に向かって吸いつけながら、舌の裏側にあるヒダを伸ばすことを意識します。
このとき、舌の先はスポットポジションにおき、上の歯の内側に舌全体をおさめることと、左右対称に吸いつけることがポイントです。
次に上顎から舌を離して、「ポン」と音を立てましょう‼️この流れを一連の動作として、1日10回を目標に頑張っていきましょう🏋️♀️
②ガムを使ったトレーニング
ポッピングトレーニングよりも簡便な舌トレーニング法としてガムを使った筋トレがあります。ガムを噛んである程度柔らかくしたら舌の上に置いてください。舌の先端をスポットにつけながらガムを上顎(口蓋)に押し付けます。舌は筋肉でできていますので口蓋に押し付けることが筋トレになります🏋️
5)まとめ
正しい舌の位置について理解し、意識的に維持することで、より明瞭な発音や口腔の構造のバランスを実現できます。日常的な意識と舌の筋肉をトレーニングを通じて、正しい舌の位置を維持する習慣を身につけましょう🏋️♀️
歯科医師 白井博