こんにちは、名古屋市瑞穂区しらい歯科クリニック院長の白井博です🐻❄️✨
お子様が指しゃぶりをしていると、いつまでしていてもいいのか心配になってしまう親御様も多いと思います。歯並びの影響もお子様の将来に繋がることなので不安になりますよね😞今回は指しゃぶりのやめさせるタイミングや指しゃぶりによる悪影響などについてお話させて頂きます‼️
目次
1)指しゃぶりを止めさせるタイミング
2)指しゃぶりによる悪影響
3)無理やり辞めさせるのはN G
4)どうしても指しゃぶりを止めるのが難しい時
5)まとめ
1)指しゃぶりを止めさせるタイミング
小児歯科学会でも指しゃぶりは3歳までは無理に止めさせなくても良いと結論つけています。指しゃぶり自体は悪いことではなく、心を落ち着かせ精神衛生上の役割、口へのいい刺激となって離乳食への訓練にもなります👶その上、大脳の発達にも影響効果があると言われています🧠なので、早い時期から急いで止める必要はありません。
大体のお子様は3歳頃になると保育園や幼稚園に通い始めます。なので、親以外と関わることで社会性が身につくと指しゃぶりも落ち着いてきます。しかし、4歳になっても指しゃぶりを止められないお子様も中にはいます。顔・口・顎などの成長は4歳頃から活発になるので歯並びにも悪い影響が出る可能性が高まります。なので、4歳までに止めることが理想的です。
指しゃぶりは無理に止めず、1歳から2歳頃から沢山の遊びに興味を持ってもらいスキンシップを取ることで意識を逸らすと良いです。そして言葉を理解し始める3歳以降は「指しゃぶりは良くないこと」と解釈できる言葉で少しずつ伝えていきましょう。
2)指しゃぶりによる悪影響
お子様の大きな成長変化があるのは4歳頃です。指しゃぶりが続くと口や顎に加わる力が大きくなる為、歯並びへの悪影響(不正咬合)が強くなります。
例として
1.口呼吸
2.滑舌の悪さ
3.出っ歯(上顎前突)
指しゃぶりの力によって上の前歯が前方に傾き、下の前歯が押さえつけられるため
4.前歯の上下間の隙間(開咬)
前歯の上と下に空間ができ前歯が噛み合わないため
5.食事中のクチャクチャ音
などになる可能性があります。
3)無理やり辞めさせるのはN G
指しゃぶりの止めさせ方
・指しゃぶり以外に意識を向けさせる🧸
・繰り返し優しく教えてあげる😄
・指しゃぶりの絵本を読ませる📕
・口に絆創膏を貼る🩹
4)どうしても指しゃぶりを止めるのが難しい時
もし、お子様に繰り返し説明しても指しゃぶりが続く様でしたら、一度当院で矯正相談へお越しください🏥また最終手段ですが指しゃぶり防止装置もございます。
保護者様のお悩みが少しでも軽減されるよう手伝いさせて頂きます。
5)まとめ
指しゃぶりを3歳までは自然な行動なので、無理矢理辞めさせる必要はありません🙅♀️ただ、3歳を過ぎても長く続くようでしたら口腔内への影響があるため、本人とよく話をして止める理由をゆっくり理解してもらいましょう‼️
歯科医師 白井博