口腔管理強化型診療所

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こんにちは! 愛知県名古屋市瑞穂区にあるしらい歯科・矯正歯科クリニック院長の白井博です🐼✨

春や秋の時期、お子さんが学校から歯科検診の「要受診」と書かれたプリント(受診勧告書)をもらってきて、驚かれたことがある保護者の方もいらっしゃるのではないでしょうか。

「普段、痛いと言っていないのに本当に治療が必要なの?」 「見た目はきれいに見えるけれど、どこが悪いの?」

毎日しっかり仕上げ磨きをしている親御さんほど、ショックを受けたり疑問に思ったりしてしまいますよね。

今回は、学校検診で「要受診」と言われたときに、保護者の方に必ず知っておいていただきたいポイントと、放置するリスク、歯科医院での実際の対応について詳しくご紹介します💡

目次
  1. 学校検診での「要受診」はどれくらい危ない状態?
  2. 検診用紙に書かれている「CO」や「GO」ってなに?
  3. 「要受診」を放置する4つの重大なリスク
  4. 歯科医院に行くベストなタイミングと当日の持ち物
  5. しらい歯科・矯正歯科クリニックでの検査と処置の流れ
  6. まとめ

1. 学校検診での「要受診」はどれくらい危ない状態?

まずお伝えしたいのは、学校の歯科検診で「要受診」になったからといって、過度にパニックになる必要はないということです。

学校の歯科検診は、限られた時間と設備の中で、多くの子どもたちのお口を一気にチェックする「スクリーニング(ふるい分け)」を目的としています。教室や保健室の明るさ、手鏡や探針(先の細い器具)だけを使った簡易的な環境で行われるため、その場で確定診断を下すことはできません。

そのため、「要受診」の通知は「すぐに削るような大きな虫歯がある」という意味ではなく、「お口の中にちょっと気になるサインがあるから、一度歯医者さんの専用ライトと設備できちんと診てもらおうね」という大切な予防の通知だといえます。

2. 検診用紙に書かれている「CO」や「GO」ってなに?

学校から持ち帰ったプリントに、見慣れないアルファベットが書かれていて戸惑う方も多いです。これらは歯科の専門用語で、以下のような状態を指しています。

  • C(シー):虫歯(Caries)のことです。C1〜C3などの数字がつくほど進行しています。

  • CO(シーオー):要観察歯(Caries Observation)。まだ穴は開いていないけれど、表面が白濁するなど「初期虫歯」の疑いがある状態です。

  • GO(ジーオー):軽度の歯肉炎(Gingivitis Observation)。歯ぐきに少し赤みや腫れがあり、丁寧な歯磨きが必要な状態です。

  • G(ジー):歯肉炎。歯石が付着していたり、歯ぐき全体の炎症が進んでいたりして、治療やクリーニングが必要です。

「CO」や「GO」の場合、すぐに削ったり治療したりするわけではなく、正しいブラッシングやフッ素塗布で健康な状態に戻せるチャンスでもあります。だからこそ、早めに歯科医院で現状を確認することが大切です。

3. 「要受診」を放置する4つの重大なリスク

「痛がっていないから」「乳歯はどうせ生え変わるから」と、プリントをそのままにしておくのは非常に危険です。簡易的な学校検診でサインが出るということは、お口の中で何かが変化し始めている証拠です。放置すると、以下のようなリスクが高まります。

① 子どもの虫歯は「あっという間」に進行する

子どもの歯(乳歯や生え始めの永久歯)は、大人の歯に比べて表面の「エナメル質」という層が半分ほどの厚みしかなく、とても柔らかいのが特徴です。そのため、一度虫歯になると進行が非常に早く、痛みに気づいたときには神経まで達していることが少なくありません。

② 次に生えてくる永久歯に悪影響が出る

乳歯の虫歯を放置して根の先に膿(うみ)がたまると、そのすぐ下で出番を待っている永久歯の発育を邪魔してしまいます。永久歯が変色して生えてきたり、生まれつき質が弱くなってしまったりすることがあります。

③ 将来の歯並びが乱れる原因になる

虫歯が原因で乳歯を通常よりも早い時期に抜くことになると、両隣の歯が空いたスペースに倒れ込んできてしまいます。その結果、後から生えてくる永久歯のスペースがなくなり、歯並びがガタガタになってしまうリスク(叢生など)が高まります。

④ 歯肉炎が「歯周病」へ移行する

子どもに増えている「歯肉炎」ですが、放置すると若くして歯を支える骨が溶けてしまう「歯周病」へ進行しかねません。また、お口の痛みや不快感から、しっかり噛んで食べる習慣(食育)や、正しい発音の習得に影響が出るケースもあります。

4. 歯科医院に行くベストなタイミングと当日の持ち物

通知を受け取ったら、以下のポイントを参考に受診の準備を進めましょう。

受診のタイミング

学校から通知をもらったら、なるべく1ヶ月以内を目安に歯科医院を予約することをおすすめします。夏休みなどの長期休みに入ると歯科医院が大変混み合うため、プリントをもらったらすぐに動くのがスムーズです。 お電話やWeb予約の際に「学校検診で紙をもらいました」と一言添えていただくと、当日のご案内がよりスムーズになります。

当日の持ち物
  • 学校から配布されたプリント(受診通知書・受診勧告書) 歯科医師が精密検査の結果や処置内容、今後の計画を記入し、学校へ提出するための公的な書類です。忘れずにお持ちください。

  • 健康保険証

  • 子ども医療費受給者証(医療証) 名古屋市では子どもの医療費助成制度が適用されるため、窓口での保険診療分の自己負担は原則として無料となります(※お住まいの自治体や年齢、対象診療により異なる場合があります)。

5. しらい歯科・矯正歯科クリニックでの検査と処置の流れ

当院へ来院された際は、お子さんがリラックスして過ごせるよう、優しいコミュニケーションを心がけています。

ステップ①:専用設備での精密検査

明るい照明が当たる専用のチェアに座ってもらい、お口全体を詳しくチェックします。必要に応じて、見た目では分からない歯と歯の間の虫歯や、歯の根っこの状態、これから生えてくる永久歯の有無を確認するため、安全性の高いデジタルレントゲン撮影を行います。

ステップ②:お子さんに合わせた優しいアプローチ

「CO(初期虫歯)」であれば、基本的には歯を削りません。高濃度のフッ素塗布を行い、再石灰化(歯の修復)を促しながら経過観察を行います。 もし治療が必要な虫歯が見つかった場合でも、無理やり治療を進めることはありません。まずは器具に触れてもらう「歯医者さんの練習(トレーニング)」から始め、お子さんのペースに合わせて段階を踏んで進めていきます。

ステップ③:プロによるクリーニングと予防指導

歯科衛生士がお口に溜まった歯垢(プラーク)や歯石をきれいに除去します。同時に、お子さんの歯並びや年齢に合わせた「正しい歯磨きの方法」をアドバイスし、お家でのセルフケアを楽しく続けられるようサポートします。また、近年増えている歯並びや噛み合わせ、お口のポカン口(口呼吸)といった機能面に関するご相談にもお答えしています。

6. まとめ

学校の歯科検診で「要受診」の紙をもらってきても、けっして叱ったり落ち込んだりする必要はありません。むしろ、お口のトラブルを大きくさせないための「最高のチャンス」をもらったと捉えてみてください。

早期に発見できれば、お子さんへの痛みの負担が少ない治療や、予防処置だけで済むことがほとんどです。

「本当に虫歯があるのかな?」「どんな治療をするのか心配…」という保護者の方も、どうぞご安心ください。愛知県名古屋市瑞穂区のしらい歯科・矯正歯科クリニックでは、お子さん一人ひとりの気持ちに優しく寄り添った診療を行っています。

大切なお子さんのかけがえのない健康な歯を守るために、ぜひお気軽にご相談にいらしてくださいね🦷🌿