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今日は5月9日口腔ケアの日です(*´-`)


・口腔ケアとは

口腔ケアとは、口腔の疾病予防、健康保持・増進、リハビリテーションによりQOLの向上をめざした科学であり技術です。

具体的には、検診、口腔清掃、義歯の着脱と手入れ、咀嚼・摂食・嚥下のリハビリ、歯肉・頬部のマッサージ、食事の介護、口臭の除去、口腔乾燥予防などがあります。(口腔ケア学会より)


・ずっと歯を残す、という観点からみた口腔ケア

80歳で自分の歯が20本以上残っている人、俗に言う8020達成者は5割を超えたと言われています。以前に比べると大きな進歩ですが、最大の要因は毎日歯を磨くようになったことです。

しかし、要介護状態になったり認知症になったりすると、きちんと歯を磨くことが続けられなくなります。それを放っておくと、ほとんどの方が歯を悪くし、食べる機能を支えていた歯が、見るも無惨に崩壊してしまうんです。全部の歯が半年で根っこだけになってしまう人も珍しくありません。
これは口腔ケアに携わるすべての方にぜひ知っておいていただきたいことなんです。

歯をすべて失ってしまうと、楽しく充実した食生活は送れなくなってしまいます。

今は柔らかくて美味しい介護食もありますが、歯が残っていることが基本的には咀嚼を支えています。

食事が何よりも好きな食通の方はもちろんのこと、そうでない方々にとっても毎日の「食べる」は、生きていく上で重要な意味を持った特別なものです。「もし自分がすべての歯を失ってしまったら」「流動食のような食事しかとれなくなったら」と想像してみましょう。
歓びや生き甲斐までも失うような、それこそ味気ない人生だと感じるのではないでしょうか。

口腔ケアというと、口臭や誤嚥性肺炎の予防面が注目されがちですが、「食べる」という人として欠かせない行為を支える意味での口腔ケアも忘れないでくださいね。