愛知県名古屋市瑞穂区大殿町4-10

矯正治療の豆知識 COLUMN

毎日磨いているのに…歯並びが悪いとむし歯になる3つの影響と対策

目次

毎日磨いているのに…歯並びが悪いとむし歯になる3つの影響と対策

毎日磨いているのにむし歯ができる…その原因は歯並びかもしれません


名古屋市で子育てやお仕事に追われる毎日、丁寧に磨いているつもりなのにむし歯ができてしまう…そんなお悩みはありませんか。実は歯並びの乱れが、むし歯リスクを高めている場合があります。本記事では、その3つの理由と今日から取り入れやすい対策をわかりやすくご紹介します。


この記事の要点まとめ


  • 歯並びの乱れは磨き残し・唾液の自浄作用低下・噛み合わせの偏りによりむし歯リスクを高める可能性がある
  • ワンタフトブラシ・デンタルフロス・高濃度フッ素剤の併用でセルフケアの精度を高めることが期待できる
  • むし歯治療を先に完了してから矯正治療へ進む順序が、長期的な口腔管理につながると考えられている

目次



なぜ歯並びが悪いとむし歯になる?知っておきたい3つの悪影響とメカニズム


歯並びの乱れは見た目だけの問題にとどまらず、お口の中の環境そのものを左右します。ここでは、むし歯リスクを高めると考えられる3つの仕組みを見ていきましょう1


1. 歯ブラシの毛先が届かない「物理的な死角」が生まれる


歯が重なり合っている部分や傾いた歯の周囲には、丁寧に磨いてもハブラシの毛先が届きにくい死角が生じやすくなります。プラーク(歯垢)はむし歯菌のかたまりで、24時間ほどで成熟するとされています1。八重歯の裏側や前歯の重なりは特に磨き残しが出やすく、毎日磨いていても部分的にプラークが残り続けると、むし歯が進みやすい環境になりがちです。


2. 唾液が口腔内を行き渡りにくくなり「自浄作用」が低下する


唾液には、食べかすを洗い流し、酸を中和して歯を守る「自浄作用」があります1。しかし歯並びが乱れていると、唾液が細部まで循環しにくく、洗浄・再石灰化の働きが十分に発揮されないことがあります。さらに前歯が突出していると口が閉じにくく、口呼吸によって口腔内が乾燥しがちに。乾いた環境ではむし歯菌が活発になりやすく、リスクが高まると考えられています。


3. 噛み合わせのバランスが崩れ、特定の歯に負担と微小な傷が生じる


噛み合わせが不均等だと、一部の歯に過度な力が集中しやすくなります。すると歯の表面のエナメル質に目には見えない微細なヒビ(マイクロクラック)が入り、そこからむし歯菌が侵入しやすくなる場合もあります4。噛み合わせの偏りは頭痛や肩こり、顎関節症の要因になり得ることも指摘されており、お口だけでなく全身の不調とつながる可能性があるポイントです。


【タイプ別】特に注意したい!むし歯リスクの高い悪い歯並びの特徴


ご自身の歯並びがどのタイプに近いかを知ることで、注意しておきたいポイントが見えてきます。


凸凹や重なりが気になる「叢生(そうせい)・八重歯」


前歯のガタガタや八重歯は、隣り合う歯の隣接面が磨きにくく、歯と歯の間からむし歯が発生しやすいタイプとされています1。特に八重歯の内側は歯ブラシが届きにくいため、フロスや専用ブラシの併用が推奨されます。名古屋市にお住まいで「前歯の重なりが気になる」という方は、このタイプに該当することが少なくありません。


お口が乾燥しやすい「出っ歯(上顎前突)・開咬」


前歯が突き出ていたり、上下の前歯が噛み合わない開咬では、口が自然に閉じにくく口呼吸になりがちです。その結果、口腔内が乾燥して唾液の分泌が減り、むし歯菌が繁殖しやすい環境になることがあります4。口臭が気になる要因にもつながり得るため、注意しておきたい歯並びのひとつです。


お子様の乳歯・生え変わり期のガタガタによるむし歯の連鎖


乳歯は永久歯よりエナメル質が薄く、むし歯が進行しやすい性質があります3。生え変わり期に乳歯と永久歯が混在してガタつくと磨き残しが増え、乳歯のむし歯が隣の永久歯へ影響する可能性も指摘されています。お子様の歯並びが気になる場合は、早めのご相談が安心につながります。


今日からできる!歯並びが悪い方でもむし歯を防ぐためのセルフケア術

今日からできる!歯並びが悪い方でもむし歯を防ぐためのセルフケア術

忙しい毎日でも取り入れやすい、歯並びに合わせたセルフケアをご紹介します。


重なり合った隙間をピンポイントで狙う「ワンタフトブラシ」の活用


ワンタフトブラシは、毛先が小さな山型になった一点集中タイプのハブラシです。通常のハブラシでは届きにくい八重歯の裏側や、重なった前歯の隙間、奥歯の噛み合わせ面などをピンポイントで清掃しやすくなります1。就寝前の仕上げ磨きに1〜2分プラスするだけでも、磨き残しの軽減が期待できます。


歯と歯の間のプラーク(歯垢)を落としやすくする「デンタルフロス」


隣接面のむし歯予防にはデンタルフロスの活用が推奨されます。ハブラシだけでは歯間の汚れの約6割程度しか落とせないと言われており、フロスを併用することで清掃効率が高まりやすくなります1。慣れないうちはホルダー付きフロスから始めると扱いやすく、1日1回の習慣として取り入れやすくなります。


高濃度フッ素配合ハミガキ剤を活用した「歯質の強化」


フッ素にはエナメル質の再石灰化を促し、酸への抵抗力を高める働きがあるとされています14。市販のハミガキ剤でもフッ素濃度の高いタイプを選び、うがいは少量の水で1回程度にとどめると成分が留まりやすくなります。歯並びの死角があるからこそ、歯質そのものを強くするアプローチも大切です。


根本からむし歯を防ぐ「矯正治療」の選択肢と、知っておきたい治療順序


セルフケアだけでは補いきれない部分もあります。歯並びそのものを整えることが、長期的なむし歯予防につながると考えられます。


どっちが先?「むし歯治療」を完了してから「矯正治療」に進む理由


原則として、進行中のむし歯や歯周病がある場合は、先に治療を終えてから矯正を開始する流れが基本とされています4。矯正装置を装着した後にむし歯が見つかると、装置を一時的に外す必要が生じ、治療期間が延びる場合もあります。まずはお口の中を健康な状態に整えたうえで、安心して矯正治療に進むことが望ましいと考えられます。


働く女性や子育て世代に選ばれる「目立ちにくく取り外せるマウスピース矯正」


マウスピース矯正は、食事や歯磨きの際に装置を取り外せるため、ワイヤー矯正と比較して矯正中のむし歯リスクを抑えやすい選択肢と言われています2。透明で目立ちにくく、お仕事中や人と会う場面でも気にせず過ごしやすい特徴があります。当院ではアイテロによる光学スキャンで型取りを行い、粘土のような印象材が苦手な方でも快適に検査を受けていただけます。


しらい歯科・矯正歯科クリニックが寄り添う、患者さま一人ひとりに合わせた予防と治療


当院は名古屋市瑞穂区にあり、「あなたの大切な人に通って欲しい医院」を理念に、患者さま一人ひとりに合わせた診療を心がけています。歯科用CTやマイクロスコープ、口腔内カメラなどの精密機器を用い、むし歯予防と歯並びの改善を両立するご提案が可能です。バリアフリー設計・キッズスペース・平日午前中の託児サービスも整えており、子育て中の方も通いやすい環境です。無料カウンセリングでは治療後のシミュレーションもご確認いただけますので、まずはお気軽にご相談ください。


よくある質問


Q1. 歯並びが悪いと本当にむし歯になりやすいのですか?


A. 歯並びの乱れによって歯ブラシが届きにくい死角が生まれ、唾液の自浄作用も低下しやすくなるため、むし歯リスクは高まる傾向があると考えられています1。ただし、適切なセルフケアと定期的なプロフェッショナルケアを組み合わせることで、リスクを抑えることは可能です。


Q2. 食いしばりで歯並びは変わりますか?


A. 強い食いしばりや歯ぎしりが長期間続くと、歯に負担がかかり、歯の位置がわずかに移動したり噛み合わせが変化したりする可能性があります4。気になる場合は歯科医院でのご相談をおすすめします。


Q3. むし歯の進行が疑われるサインはどんなものですか?


A. 冷たいものや甘いものがしみる、噛むと痛い、歯に黒い点や穴が見える、口臭が強くなった、といった変化はむし歯進行のサインの可能性があります1。早めの受診で、処置の範囲を最小限にとどめられる場合があります。


Q4. 矯正治療は何歳から始められますか?


A. お子様の場合、反対咬合であれば4〜6歳頃、その他の歯並びは上の前歯2本が生えたタイミングが目安のひとつとされています。大人の方も年齢に上限はなく、お口の状態が整っていれば始められます。まずは無料カウンセリングでご相談ください。


Q5. 子育て中でも通院できますか?


A. 当院ではキッズスペースやファミリールームを完備し、平日午前中には保育士資格を持つスタッフによる託児サービス(事前予約制)もご利用いただけます。名古屋市瑞穂区で子育て中の方にも通いやすい環境を整えています。


参考文献


1. 厚生労働省「健康づくりサポートネット(口腔・歯の健康)」https://kennet.mhlw.go.jp/information/teeth

2. 厚生労働省「健康づくりサポートネット(疾病・健康に関する情報)」https://kennet.mhlw.go.jp/information/

3. 日本小児歯科学会 https://www.jspd.gr.jp/

4. 公益社団法人 日本歯科医師会 https://www.jda.or.jp/


白井 博

歯科医師


しらい歯科・矯正歯科クリニック

院長

白井 博

▶ 監修者プロフィール

経歴
2012年3月 愛知学院大学歯学部 卒業
2012年4月 愛知学院大学歯学部付属病院 総合診療科
2013年4月 原歯科(長久手市)
2015年4月 塚本歯科(稲沢市)及び、岡田歯科(知立市)
2016年8月 米野木歯科(日進市)及び、いわま歯科(名古屋市中村区)
2020年4月 しらい歯科・矯正歯科クリニック 開院
資格・所属学会
日本顎咬合学会 かみ合わせ認定医
日本歯科審美学会 所属
インビザライン矯正 認定医
日本床矯正研究会 所属
日本病巣疾患研究会
5D ファンダメンタルコース(歯内・修復)
口腔インプラント学会 所属
日本矯正歯科学会 所属
日本小児歯科学会 所属
styudy group Make A Line 所属(インビザライン)
ヨーロッパアライナー矯正歯科学会 会員
LASレギュラーコース、プレレギュラーコース(ワイヤー矯正セミナー)
東三河アライナー研究会 副会長
北九州アライナー矯正学研究会 会員