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名古屋市瑞穂区しらい歯科クリニック             
歯科医師 白井博

こんにちは、院長の白井博です🐻

歯がグラグラする、口臭が気になる…こんな症状がある方はひょっとすると、歯周病が進行しているかも知れません。

今回は、誰にでもなる可能性のある恐ろしい歯周病についてご紹介いたします🦷

 

(目次)

・歯周病は細菌による感染症

・歯周病の成り立ちについて

・歯周病の症状は?

・歯周ポケットとは

・歯周病の治療方法は?

・まとめ

 

歯周病は、細菌による感染症です!

歯周病とは、歯肉(歯ぐき)や歯槽骨(骨)など歯を支える歯周組織が炎症、破壊されていく病気です。歯肉炎、いわゆる歯ぐきが腫れているだけの状態が悪化して移行したものになります。
歯周病は日本人の多くがかかっている病気です❗️

しかし歯周病は末期にならないかぎり、自覚症状がほとんどでません。

末期になってしまうと、歯を抜くしか方法がない、、、。

なんてことになってしまいます😭💦

虫歯に比べ、あまり知られていませんが、歯を失う原因として最も多いのは、虫歯ではなくこの歯周病です❗️歯を失うことはもちろん、それ以外に心疾患や呼吸器系の疾患、糖尿病や早期出産、低体重児出産など命に関わる様々な全身への影響を与えることがわかってきています。

歯周病と全身疾患ついては2月にあげたブログに詳しく書いてありますのでそちらを是非ご覧下さい❗️

最初に挙げたように、歯周病は歯周病菌による感染症です。ですから、この細菌を徹底的に取り除いていかない限り、歯周病を治癒へと結びつけることはできません。

歯周病の原因と治療法を深く知ることが歯周病を治療していく上で大変重要です。

歯周病とご自身のお口の中について、まずは『知る』ことから始めてみませんか??

・歯周病の成り立ちについて

Comparison diagram of periodontal disease and normal condition

 

現在、日本の成人の多くが罹患していると言われ、歯の喪失原因1の歯周病ですが、いったいどのような病気なのでしょうか?

「歯周病」とはその字が表す通り歯の周りの組織を破壊していく病気です。歯の周り… つまり、歯そのものに起こる虫歯や虫歯が進行して痛みを伴う歯髄炎、歯茎だけに炎症を起こしている歯肉炎といったものとは別物になってきます。

まず、歯の周りの組織とはどのようなものでしょうか?

歯周組織は、歯肉から上にある硬いエナメル質ではなく、歯ぐきとその下にある歯を支える骨の歯槽骨、歯の根っこの周りにあるセメント質、歯槽骨とセメント質を結び付けている歯根膜の4つの組織から成り立ちます。

この4つの中で実際に見ることが出来るのは歯肉だけで、ほかの3つの組織は見ることはできません。

「歯周病」とは歯の周囲についた細菌を含むプラーク(歯垢)と言われるものが、やがて唾液の働きにのり歯ブラシでは落とすことのできない固い「歯石」となり、歯と歯肉の境目やさらに入り込んで歯の根っこの表面にこびりつき、細菌の出す毒素によって、歯肉に炎症をきたし、さらには歯を支えている歯槽骨やセメント質、歯根膜も破壊されてしまい、支えを失った歯は、最後には歯がぐらついて抜け落ちてしまうこともある恐ろしい病気です💦

しかも、人間の免疫力により軽い炎症のうちは症状を自覚しにくく知らない間にどんどん進行し、人間の免疫機能との長い戦いのすえ、歯周組織は、細菌の侵入に敗れ破壊されてしまうわけです。




 

・歯周病の症状は?

歯周病原性細菌の歯周ポケットへの侵入にともない、それを排除しようとする体の免疫反応により様々な症状が現れてしまいます。

・歯肉の色が赤く、腫れている

・歯磨きの時、また何もしなくても歯茎から出血がある

・強い口臭が気になる

・物をかむと歯が浮いたような感じがある

など、多くの自覚症状がみられますが、虫歯のようにズキン!と我慢できない痛みをともなうことが少ないため病気を見逃してしまいがちです💦

早め早めの検診で歯周病予防をして行くことが何よりも大切になってきます。

・歯周ポケットとは?

歯のまわりの歯肉の溝が歯周ポケットです。健康な歯周ポケットは 13mmです。

<歯肉炎>

歯の表面にプラークが残っていると炎症が起き、ポケットが 34mm位で歯肉が腫れ、検査では出血が起こります

<歯周病>

プラークが固まり歯石になると、歯の根っこを支えている骨に悪影響が起き、5mm以上の深いポケットが進行していき、検査では出血も起こります。歯にぐらつきも出てきます。


・歯周ポケットの検査法

歯と歯肉の境目のポケットに専用の器具(歯周プローブ)を挿入し、ポケットの深さ、出血の有無、歯の動揺を検査します。腫れていたり、炎症が強いと少しチクッとした痛みを感じる事があります。

・歯周病の治療

歯周病の根本的な原因は『歯垢(プラーク)』で、歯垢(プラーク)は毎日の歯磨きで取り除く事が可能にはなってきます。

実際には歯磨きの仕方が間違っていたりして、完全に取り除けていないことがあり、歯垢(プラーク)は時間が経つと歯磨きでは取り除くことができない硬い『歯石』になり、歯石は歯周病菌の原因となるため早めに取り除かなければどんどん歯周病が進行していきます。

また歯周病になってしまうと、歯周ポケットが深くなり、歯周ポケットに溜まった歯垢(プラーク)や歯石は歯磨きでは取り除く事が難しくなるため、歯周病の症状が進行していってしまうのです。

そこでこれらの『歯石・歯垢(プラーク)』を歯科医院で除去し、再び付着しづらくする治療法が『スケーリング&ルートプレーニング』です。

歯磨きでは取り除けない歯石はもちろんのこと、磨きにくく取り除けていない歯垢(プラーク)を歯科医院で除去することによって炎症が収まっていき、歯周病の進行を抑え、症状の改善が期待できます。

しかし歯垢(プラーク)は食事をすれば歯や歯の周りに付着するので、スケーリング&ルートプレーニング後でも毎日の歯磨き等で除去していかなければ必ず再び歯石となってしまいますので、歯周病治療は「歯医者で掃除したから大丈夫!」ではなく自分でも積極的に治療に参加することがとても大切になります☺️

・まとめ

歯周病は皆さんが思っているよりも身近で、何より恐ろしい病気です。

定期的な検診と自宅での歯磨き等が重要になってきます。一緒に歯周病を予防していきましょう。